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【Nスポーツ人】遠藤和之さん(マサシナイトラン)

Profile No.8

<ランニング>
遠藤 和之(えんどう・かずゆき)

マサシナイトラン/ミヤザキスポーツ社長

 

 


毎週水曜日、夕方になると街を颯爽と走る集団が現れます。オリンピック金メダリストで名寄市特別参与の阿部雅司さんと一緒に走ろう!というコンセプトで始まった「マサシナイトラン」です。2016年から始まり現在の登録者は約70人。事前申し込みは必要なく、水曜日の18:30にミヤザキスポーツ前に集合すれば、誰でも参加できます。

― はじまった経緯を教えてください。

2016年に阿部雅司さんが名寄市の特別参与になった時に、せっかくなのでということで4~6月に4回のプログラムで「阿部雅司と一緒に走ろう」というイベントを立ち上げました。その時に、お互い知らない人同士が20人ほど集まって。イベントが終わった後も、自然と「マサシナイトラン」として継続することになりました。

― 遠藤さん自身もずっとランナーなんですか?

中学生のころは下川でスキージャンプ、高校では剣道や少林寺などスポーツはやっていて好きだったのですが、30代は食べて飲んでが続いて、マックスで80kgくらいあったんですよ。走り始めたのは40代になってから。当時、名寄と下川をつないで走る「名下駅伝」というのがあって、青年会議所に所属していた後輩たちと戦ったんですよ。何年か目に体重が重すぎて本番で疲労骨折しちゃって(笑)。これはまずいなと、練習を始めたんですよね。そのときたまたま応募していた東京マラソンに当選して、練習も本格化させました。1回目の初マラソンは、雨も降っていたのもあって、歩いてなんとかゴールして5時間半。
そんな状態から始めても、コツコツと練習を積めば、走れるようになるんですよ。

― マサシナイトランのメンバーは、みなさん速そうですよね。

A、B、Cと速さごとにグループに分かれて走ります。Aチームは1km4分とか4分半、Cチームはマイペースにゆっくりですので、初心者でも大丈夫ですよ。ただ、もっとゆっくり走りたいという要望もあって、月曜日には初心者向けナイトランもやっています。

今シーズンは大会が軒並み無くなっていますが、マラソン大会なども気の合う仲間で車を乗り合わせていったり、フルマラソンに出場する人を応援したりサポートしたりする人たちもいます。マサシナイトランに来てフルマラソンに出るようになった人たちは10人くらいるんじゃないでしょうか。「人生が変わった!」という人もいますよ。

― 年齢層はどれくらいなんでしょう。

幅広いですよ。上は80代の男性、70代の女性の二人は本当に輝いています。下は中学生から。みんな一緒に、真剣に楽しく練習してますよ。阿部さんが、本当に上手に言葉をかけるんですよ。絶対に人を嫌な気持ちにさせないんです。で、優しいだけじゃなくて、厳しいところもきちんとあって、最初から手を差し伸べるのではなく、ここまできて差し伸べる、みたいな。それが絶妙なタイミングなんですよねぇ。まあ、僕は全部差し伸べちゃうけどね(笑)。そんな雅司さんの人間性にみんな惹かれてついてきているんだと思います。

◆走る前に集まって、大会出場報告なども

― 今後についてお聞かせください。

僕は、スポーツをする人を応援したくてミヤザキスポーツに就職して、今に至ります。それは今もこれからも、変わらないですね。そして、こういう広大な景色のある地域に住んでいるのだから、たくさんの人に自然を楽しんでほしいと思っています。スポーツでなくてもいいんですけどね。あと、冬季スポーツも楽しいんですよ。大人になるとやらなくなる人が多くなるけど、半年は雪の中なんだけら、そこを楽しまないと。なので、楽しい雰囲気を大事にしています。
マサシナイトランは、出入りが自由なゆるやかなチームです。それでも毎週来る人がいるのは、やっぱり、来たら楽しいんだと思います。走っている間や終わったあとのちょっとした会話とか、イベントや、数か月に1回ほど飲み会もあったりするので(註:現在は感染症対策に配慮しています)。ずっとお休みしていても、ある日、ポコッと来る人もいますよ。そのゆるさがいいんでしょうね。

マサシナイトランメンバーが、市内のスポーツイベントをいつも盛り上げてくれています!

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