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【Nスポーツ人】五十嵐晴冬さん(スキー・エアリアル)

Profile No.7

<スキー・エアリアル>
五十嵐 晴冬(いがらし・はると)

名寄高等学校 2年生

 

 


スキーでまっすぐ滑り降り、ジャンプ台(キッカー)から高く跳びあがって、体操選手のような宙返りやひねり技を入れて着地する、「エアリアル」。フリースタイルスキーの1種目で、美深町には国内で唯一、国際スキー連盟公認の常設コースがあります。

― いつからエアリアルを始めたんですか?

小学4年生の時です。3年生の時に、美深町のタレント発掘・育成プロジェクトでエアリアルを体験して始めました。小学校6年生まではサッカーもやっていて、クロスカントリースキーやボルダリングもやっていました。スポーツは小さなころから好きでしたね。

― 今シーズン(2019~2020年冬)はいかがでしたか?

今シーズンは2月に全日本2位、全道3位。12月にはフィンランドのヨーロッパカップ、3-4月はスイスとイタリアのヨーロッパカップへいく。

― 海外遠征が多いんですね!

そうですね。やはりヨーロッパが主戦場ですので、冬はヨーロッパ、夏はカナダでウォータージャンプ(着地地点がプールになっている)の練習します。
初めて海外に出たのは中学3年生の時。そうだ、卒業式に出ずに、スイスの大会に行ったんです!その時に
感じたのは、レベルが全然違うことでした。練習量も違うし、ジャンプの難易度も完成度も高くて、とても刺激を受けました。同世代の目標とする選手とも出会えましたし、友達もたくさんできました。会話は英語なので、最初は調べながら話していましたが、徐々に話せるようになって、苦手だった英語の成績も伸びました(笑)。

― 学校との両立は大変ですか?

冬はほとんど日本にいませんし、夏も6月と9月には1週間ほど長野県の白馬で練習して、間の7月~9月はカナダです。なので、先生にプリントをもらって遠征先で勉強をしたり、名寄にいる間に補習をやってもらっています。

― エアリアルの見どころはどんなところでしょう??

エアリアル競技は一瞬で終わります。短い時間の中で、以下に魅せられるかというのがおもしろいところ。ジャンプの高さも高く、技も大きくてダイナミックです。点数は、技の完成度による30点満点の素点に、難易度で追加されます。

― 今後の目標を教えてください。

フィジカルトレーニングをしっかりやって、身体を作っていきたいです。海外の選手は身体が大きく、筋力もあるんです。筋力をつけると動かしやすくなりますし、それが技の完成度や難易度を上げていくことにつながっていきます。将来はオリンピックでメダルを取りたいです!

あ、あと、みなさんにお伝えしたいことがあるんです!僕が所属しているエアリアルの少年団、「BIFUKA AIR FORCE(びふか えあふぉーす) 」では、選手を募集しています!小学生から高校生が対象で、現在10人ほどの仲間と練習しています。エアリアルは競技人口が少ないので、世界へ飛び立つ可能性も十分あります。ぜひ、興味のある方は、BIFUKA AIR FORCEにご連絡ください!

ある日の五十嵐さんの練習

主に土日に練習。時々、ナイターで練習することも。
9:00~10:30 ジャンプ台の整備をしながらアップ。除雪、台を整え、着地するところに雪を盛る)
10:30~15:00 練習

台に入る前の身体の締めや、膝を曲げずにパワーをしっかりジャンプへ活かすことを意識する。
空中に出て足を閉じることや、慌てないようにしている。

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