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【Nスポーツ人】 名寄産業高校から世界へ(バイアスロン)

Profile No.3

<バイアスロン>
小足さくら(3年)、松岡実優(3年)、上田千春(2年)、松岡紅杏(1年)
名寄産業高校



(左から、小足、松岡(実)、松岡(紅)、上田)
名寄産業高校にはバイアスロン(クロスカントリースキーとライフル射撃を組み合わせた競技)で世界で戦うジュニアアスリートたちがいます。北海道タレント・アスリート発掘・育成事業にて見出されて小学~中学生のころからバイアスロン選手になり、現在は名寄産業高校に通いながら、世界で活躍しています。今年も彼らの季節がやってきました!ぜひニュースや街中、健康の森などで見かけたら応援をお願いします。

― 小足さくらさん

東神楽町出身です。中学校1年生のころからバイアスロンを始めました。今シーズンはレースが多くなるので、体調を崩さずしっかりトレーニングを積んでいきたいと思っています。特に海外選手と走力の差が大きいことを感じているので、強化していきたいです。夏の間はときどき、名寄市内のランニングサークル「マサシナイトラン」「マサシモーニングラン」で一緒に走ったりしています。そこから知ってもらって、応援をしてくださる方もいて、市内の方々も協力してくださり、感謝しています。


練習中の小足さん(左)、松岡実優さん(右)

― 松岡実優さん

千歳市から来ました。私は中学2年生からバイアスロンを始めました。スイス・ローザンヌの大会に出場するので、60位以内に入って次のレースにつなげたいと思っています。今年は射撃よりも走りを強化していきたいです。名寄は夏は暑く冬は寒くて寒暖差がありますね。ただ、こうやって仲間がいて、一緒に練習できるのは楽しいです。

― 上田千春さん

札幌出身です。僕は小学校6年生のころから始めました。海外遠征で昨年よりも上のクラスの大会に出るのでそこで結果を出すシーズンにしたいです。強化していきたい点は、メンタルとバイアスロンの総合的なスキルです。周りの雰囲気に押されてしまったり、体調が悪くなることもあるので、それがコントロールできるように鍛えていきたいと思っています。

射撃の練習の様子


上田さん

 松岡紅杏さん

今年度、千歳から産業高校に入学しました。バイアスロンを始めたのは、姉の影響もあって小学5年生からです。やはり、1月のスイス・ローザンヌの大会に出られることは大きく、自分の納得のいく結果を出したいと思っています。鍛えたいのは、射撃の速さと走力。中学時代は走力の練習に強度をつけていましたが、高校ではバランスよく練習しています。高校に入って、こうやって先輩たちと一緒に練習をして、競えあえる人たちがありがたいです。

指導を受けている松岡姉妹

 バイアスロンの見どころはどんなところでしょうか?

やはり射撃がある点だと思います。例えばマラソンであれば、走りの強い選手が優勝争いをしていきますが、バイアスロンは1位で来ている、走力がある人でも射撃が失敗すれば順位を落としますし、その逆もまたしかりで、大きな番狂わせがある競技です。また、他の協議よりも種目が多いのもおもしろい点でしょうか。個人、スプリント、パシュート、マススタートなどがあり、見どころもそれぞれ違ってきます。
ヨーロッパでは非常に人気のあるスポーツで、日本でももっと注目されていってほしいですね。


ある日の練習の様子


ナヨロノルディックファンクラブが主催した彼らの育成基金造成パーティー。
200人以上が集まりました!阿部雅司さんが彼らを紹介してくれます。

■ 4人のある日のトレーニング ■

4人で学校終了後に練習することが多く、夏と冬ではトレーニング内容は大きく変わってくる。週6日で月曜日がお休み。

・ 雪がない時期はランニングとローラースキー。土日は射撃。大体90~120分。
・ ランニングはロングでは1時間、インターバルやスピード練習などを組み合わせていく。
・ 射撃は健康の森などで練習することも。動かないで打つというパターンと、ランニングしてきてから打つパターン。

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